令和2年9月5日㈯午後13時より、第2回鉄眼プロジェクト~花,無心 花を活け花を描く~を開催させて頂き、お蔭様にて無事に終了致しました。
今回も前回に引き続き、予定しておりましたより沢山のご賛同&ご参加を賜り、誠に有難う御座いました、心より御礼申し上げます。皆様より頂戴致しましたご志納やご厚意、ご奉仕、ご善意は、重要文化財鉄眼版一切経版木を未来へと繋ぐ礎とさせて頂きたく存じます。
さて、プロジェクト当日。宝蔵院盛井住職からの開催御礼挨拶後、鉄眼禅師を偲ぶ読経の声が響く中、参加者様からの真摯なるご焼香をもって、本プロジェクトが始まりました。
引き続き、池坊教授でもある宝蔵院盛井住職の指導のもと、参加者の皆様にお花を活けて頂くべく、4種類のお花セットの中からお好みのお花セットを選んで頂きました。お花屋さんのご厚意あふれる華やかなお花セットに歓声があがっておりました。(お花屋さん、有難う御座います)
皆様、心華やぐお花を手に手に、それぞれ個性あふれる素敵な作品を仕上げられました。一瞬の芸術、無心のたわむれが、そこかしこに輝いておりました。
いけばな指導にあたった盛井住職は、限られた時間ゆえ、丁寧な指導が出来なかったことを残念がりつつも、皆様の感性豊かな表現力に驚嘆されていました。
次に、長野県在住の現代風景画家/山下康一先生による水彩画ワークショップが始まりました。山下先生のファンの方々もご参加くださっており、それぞれご参加者様同士で親睦の輪を深め、広げられておられる一幕もお見受けさせて頂きました。
山下先生のお人柄そのものの温かみ、優しみ、慈しみのある熱心なご指導に対し、皆様、真剣に、一生懸命、絵筆にご自身の心を乗せ、造形と色彩の妙を体感なさっておられました。今回のお出会いをきっかけに、山下先生の新たなファンが誕生されておりました!
夕刻になり、宝蔵院盛井住職の提案により、急遽、ご希望の方にのみ、重要文化財鉄眼版一切経版木収蔵庫の見学会を開催する運びとなりました。
やはり、6万枚版木の無言の圧倒的な歴史的重みを、はじめて目の当たりにされました時の感歎の声が、いつも以上に印象的でした。そして、今もなお、現役で手刷り印刷中であることに対しまして、いたく感動して頂き、本プロジェクトに対する、より一層のご理解をお示しくださいましたことは何よりの僥倖、本当に有難く、喜ばしい瞬間でありました。
限られた時間の中、企画内容を盛り込み過ぎてしまったようで、果たしてどこまで、いけばなと水彩画の魅力や技術をお届けすることが出来たのであろうか?参加者の皆様に少しでも満足して頂けたのであろうか?そもそも鉄眼禅師に喜んで頂けたのであろうか?などなど様々な不安がよぎる中、鉄眼禅師のことを誉に思って頂けるお言葉などを頂戴し、勇気づけられたりも致しました。
また、直接のお声掛けのみならず、プロジェクト終了後にご提出頂きましたアンケートなどにより、今回のこの内容をシリーズ化してほしい、再度開催してほしい、本プロジェクトにもっと協力したい!などなど沢山の有難いご要望を頂戴致し、感謝の気持ちで一杯であります。(皆様から頂戴致しました有難いお言葉を、吹聴、自慢しているみたいで申し訳御座いません)
今、鉄眼プロジェクトの2回目が終わりました。全てが不慣れな素人の企画立案に基づく手作りプロジェクトにて頼りなきものですが、何としてでも、鉄眼禅師のなされた偉業を世の人々に知って頂き、未来に繋ぎたい一心であります。果たして、次の3回目は実現出来るのか⁉
右往左往、暗中模索、五里霧中の中、我武者羅で御座いますが、這い蹲ってでも進んでまいりたいと思っております。どうぞ皆様、ご寛容のほど宜しくお願い申し上げます。
改めまして、今回の鉄眼プロジェクトにご賛同、ご参加くださいました皆様、本当に有難う御座いました。
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